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森本 講師(東京水道橋校)の
『面接対策いろは』
面接指導のエキスパートが、
楽しく分かりやすく、
面接の神髄を伝授します。
全ては、あなたの合格のため。
一番初めに考えてもらいたいことは、「自分は自分自身と働きたいか?」です。
一番知っているはずの自分自身とです。
YESの理由があなたの強みで、NOのワケがあなたの課題になります。
さあ、これから客観的に自分をとらえる自己分析をスタートしましょう。
老若男女とは、全ての人を表す言葉ですが、
あなたが携わりたい仕事で幸せにする人は誰ですか?
そのためにしたい事は何で、あなた自身はそれによりどう幸せになりますか?
夢をもってしっかり説明できるようにしましょう。
自分の将来を語れることは大事です。
早口になってしまう人が多いです、面接時に。
早口だと疲れた面接官の意識に入っていけません。
面接での理想的な話のスピードは、30秒で180文字(漢字含む)程度です。
さて、今日の出来事で印象的だったことを180字で書き起こし、30秒で話す練習をしてみましょう。
人間関係が大切になります、仕事では。
そのため採用試験では、あなたがどんな人間関係を築いてきたのかの質問がなされます。
例えば、「グループ活動でのあなたの役割は何?」とか、「嫌いな人との付き合い方は?」などです。
今から付き合い方を訂正するのも有ですよ。
本当に伝えたいことは一言にまとめておきましょう。
採用面接はあなたが言いたいことを言うところではなく、面接官の聞きたいことに対し、きっちりと応える場です。
思いが強すぎ故の話し過ぎには気を付けて。
変な質問が採用面接で飛び出すことがあります。
例えば「あなたの前世はなんですか?」など。
これはあなたの対応力を見ているものですので、楽しんで応えて下さい。
笑顔も忘れずに。
突然雰囲気が悪くなって、応え辛い状態になったなんて話を聞きます。
それは一種の圧迫面接です。
怒鳴られるより、沈黙って怖いですよね。
でも、ストレスを見せず、平常心を表すことができれば面接成功です。
注意すべきことは、面接官の態度につられないこと。
若い面接官からフレンドリーに話しかけられたり、気の良いオジサン風の面接官からとても親しげにされても、受験生は礼儀正しい言葉、態度をくずさないようにしましょう。
理屈っぽいとマイナス、理論的だとプラスの評価につながりがちです。
理屈は自分を納得させるためにつけることが多いですが、採用面接は面接官を納得させるものですので、聞かれていない理屈を長々話さないように気を付けましょう。
迷った時はあっさりめで。
ぬるま湯に浸かった様な生活をしてきた人間だと思われると、「この先仕事ができるのか?」と面接官に不安を与えてしまいます。
苦しいこと、厳しいことを超えてきたというネタを探しましょう。
体力的、精神的、人間関係的、時間的・・・いろいろありますよね。
ルックスを鍛えていますか?
面接において見た目は重要です。
姿勢をただし、自信がある穏やかな笑顔で話せる様に訓練しましょう。
いろいろと準備不足だと、不安や焦りが表情に出てしまいます。
面接対策は時間のかかるものだと認識してください。
ヲタクねた、意外に強いです、面接の話題として。
電車、アニメ、映画、釣り、旅行、読書、ギター、バイク、仏像、将棋・・・趣味欄にこっそり話題を仕込んでみましょう。
何か一つくらい、みっちり好きなことがあるくらい人生楽しんでいる人は素敵です。
わかったふり、知ったふりは危険です。
面接では受かりたい気持ちが強いとついついやりがちですが、実は知らないことは「知らない」「わからない」とはっきり意思表示をする強さは信頼につながります。
官庁訪問等、採用先に出向く際の成功ポイントは、「その場の空気感になじむこと」です。
異端児なんてはやりませんので、その職場にいち早くなじんだような器用さも武器になります。
緊張する場ではありますが、よーく周りを観察しましょうね。
よく聞かれる質問は、内容も大切ではありますが、「そんな典型質問の応えくらい当然用意しています。」という、真剣さのアピールどころです。
自己PR,志望動機、長所短所などなど、笑顔でゆったりと自然に話せる訓練をしておきましょう。
「態度で決まる、結局は。」と公務員の採用責任者をされていた方から聞きました。
聞く態度、話す態度、待つ態度・・・全てにおいて人柄がにじみ出てしまうのが態度ではないでしょうか。
礼に始まり礼に終わる、面接では当然ですよね。
面接では第一印象がとても大事です。
そして第一印象が決まるのは、ちょうど初めの『礼』をした頃です。
挨拶の練習はしていますか?
まずは『さわやか』に見せるにはどうしたら良いか、との視点で練習しましょう。
忖度、はもともと悪い言葉ではありません。
相手の思っていることをおしはかることです。
面接中に面接官の気持ちを推し量るほどの余裕はないものですが、事前に面接官の立場に立って、「どんな人が良いと思うだろう。」と想像しておきましょう。
つじつまが合わなくなるときって、嘘をついたりごまかしたりしているときですよね。
これって、とても印象が悪いです。
でも、面接では合格したいがために、ついつい背伸びをしてしまうもの。
「ありのままで」とまでは言いませんが、背伸びはほどほどに。
ネガティブな思いは百害あって一利なし。
しかし、面接対策では答えが一つでないため、一度悩みこむととことんまで悩んでしまう人も見られます。気持ちは変えられなくても行動は変えられるので、何でもよいから身体を動かして、疲れて眠って気分転換を。
なりきり演じる事も大切です。
面接にむけ「あれをなおそう」とか「これを変えよう」とか、いっぱいの注文を自分につけたら、そこにばかり気が行ってしまいます。
何になりきるのか、それは、「あなたが受験する先でこういう人が合格するだろう。」と思われる人物です。
楽観的に「どうにかなるよ!」というのは努力の末の話。
試験先の情報を集め、将来やりたいことのビジョンをはっきりさせ、そして今の自分を説明できるよう、何度も何度も書き出して、声に出してみてください。
その行動自体が面接への自信と楽観につながるはずです。
難しいのは、面接官の質問の意図がわからないとき。
「なんでそんなこと聞くの?」とも聞けませんし。
実は深い意図のない質問もあるのですよ。
そんなとき、面接官が注目しているのはあなたの表情です。
眉間に皺なんて寄せないように。
「うれしかったことはなんですか」は定番の質問です。
最近のことをこたえましょう。
普段、小さなことにも感謝と喜びを感じる感受性があることで、人間関係を良好に保てる人であることを表現できます。
さて、今日嬉しかったことは・・・?
ゐ心地の悪い場所、時間ってあるものです。
今日は視点を変えて、面接試験先があなたにとって居心地が悪くないか、冷静に採点してみましょう。
面接の主導権は面接官ですが、最終的に就職先を決める主導権はあなたです。
たまには強気で!
のることが大切です、面接官の話に。
のせられてあらぬ発言をしてしまうのは要注意ですが、面接官が笑顔なら笑顔で、真剣もしくは不機嫌そうな顔ならこちらは真剣な顔で、面接官の作った雰囲気にのりましょう。
これも共感力です。
『教えてあげたくなるタイプ』って、自分の後輩にしたいものです。
みなさんは新人として新たな職場に飛び込んでいくのですから、面接官には素直な部分、学ぶ意識のある部分を表現し、後輩にしてもらいましょう。
苦労話をサラッと話すことのできる人は、かっこいいです。
苦労を乗り越えて成長したした事がうかがわれますから。アノことがあったから、こんな考え方ができるようになり、こんな長所が身についた、と笑顔で話しましょう。
優しくしてよい相手は、自分ではなく他人です。
自分に優しくなると、「きっと相手は言葉をつくさなくてもわかってくれるはず。」と勘違いしてしまいます。
面接官はわかってくれません。
どうしたら簡潔に伝わるか、しっかりねりましょう。
待ち時間が長い面接試験が多いです。
油断大敵、待ち時間を過ごしている受験生の様子も見られています。
社会人らしく、また品位を保って時間を過ごすための『暇つぶし』は決めておきましょう。
私なら、手帳に1か月分のメニューを書き込むかな・・・。
健康的に見えること、これが面接での外見ポイントです。
色気もクールさも、採用面接には必要ありません。
面接官がつられて明るい気持ちになるような表情ができればなお良いでしょう。
普通の人に見える・・・これも大切な要素です。
『個性的』であるのは、普通の事が理解でき、普通の行動ができた上で求めましょう、一般社会人になるためには。
子供っぽく思われるのはマイナスです。
職場に子供がいては、業務に差しさわりがありますので。
話し言葉が学生っぽい、感情がすぐ表情に出てしまうようでしたら要注意!
笑顔は無敵です。
かつ、社会人の笑顔はマナーです。
また、明るい気持ちで過ごしたほうが、様々な学習効果も上がるそうです。
ちなみに私は、笑顔が素敵で不合格になった方にお会いしたことがありません。
手順を決めておくと、精神が安定した状態で物事に取り組めるようです。
面接であれば、第一印象を決める入退室の動作は、体にしみこむまで練習しておきましょう。
勉強するときは、何かルール、例えば、まず机を拭いて心を静めてから暗記を始める・・・とかの手順も良いのでは。
挨拶って、一番短いコミュニケーションで、かつ一番大切にしなくてはいけないものでしょう。
面接でも同じです。
面接の場で突然、良い挨拶はできないもの。
普段から、挨拶を気持ちよく行う習慣を!
「最後に言っておきたいことはありませんか?」と聞かれたら、一言でバシッと気持ちを伝える言葉を用意しておきましょう。
ながなが語っては、印象が薄れてしまいますので。
気づきの多い人は、仕事もできる人、と思われます。
今朝食べた朝食についての気づき、そして感謝。
なんにでも感想・気づきを語ることができるようになりましょう。
「夢=将来の自分」を語るときは、受験先に採用になって、ばりばり現場で活躍している自分を語ってください。
どんな仕事にどう携わっていますか?
まずはしっかり受験先の業務を研究しましょう。
目線は気持ちを、とても伝えてしまいます。
準備不足からくる不安、嘘をついているときの言葉の根拠のなさ、その目線の弱いこと。
そんな悲しいことにならないよう、まっすぐ晴れ晴れとした気持ちで面接に臨めるように準備しましょう。
みんなと違うことよりも、まずはみんなと同じ常識人であることが最低限の社会人マナー。
そしてその上でみんなと違う長所・特徴をキラリと光らせましょう。
辛抱しすぎはいけませんが、辛抱できなくキレてしまう人と思われては、採用されるのは難しいでしょう。
困難・苦難にあっても、客観的にとらえて辛抱力、忍耐力のあることをエピソードにこめましょう。
ゑ(え)ぐい質問がきたらチャンス!
答えられれば良いですし、答えられない内容ならば「わかりません。申し訳ございません。」とさわやかにハッキリと答えましょう。
無理に答える必要はありません。
自然体で対応できることで、対人能力の高さが評価されるはずです。
比較されて合否が決められるのが現実です。
ただ、面接での比較対象項目は一つではありません。
人と比べて、または自分自身の中で比べて秀でているところをいくつも用意しましょう。
小さなことがたくさんあることが、日常生活・社会人生活で活きてくる事を、面接官は評価するはずです。
持ち場の自覚がありますか?
よくされる質問として「団体行動をとるときのあなたの役割は?」というものがあります。
リーダー?縁の下の力持ち?ムードメーカー?
団体でのあなたの役割とその心構えを説明できるようにしえおきましょう。
背筋をのばしてみましょう。
前向きな気持ちになりませんか?
少なくとも周りからは「堂々とした人」という印象を持ってもらえます。
面接室に向かう前に、まず背筋を伸ばして笑顔になりましょう。
素晴らしい人生になるかどうかは、次々に現れる人生の選択肢一つ一つに責任を持って臨めたかどうかでしょう。
皆さんは、今、就活という問題の選択肢を選んでいる最中ですね。
「誤答」はありませんが、「最も素晴らしいものを選べ」がテーマですよ。
ん?
『面接対策いろは』はこれで完結です。
あとは皆さんが、後悔のない面接本番に臨めるようお祈りいたします!