【公務員の基礎知識6】公務員の種類(2)国家公務員
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まず国家公務員の種類の話からしましょうね。ここからはかなり細かくなるわ。重要な部分を図でまとめておきましょう。
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国家公務員の採用試験別で分けるとこんな風に分かれるんだね。全ての試験が受けられるの?
公務員試験は国家公務員に限らず、特別な資格なんかがいるものを除いては、年齢要件と国籍要件が設けられていることが多くて、また同じ日に試験を実施するものもあるの。だから基本的には、別の日に実施されている試験で、年齢要件や国籍要件などの受験資格要件を満たせば、複数の試験が受験できるわよ。例として国家一般職(大卒程度)の受験資格を見ておきましょう。
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そうなんだ。一次試験の日程はどうなっているのかな?
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参考程度にいくつかの採用試験の一次試験実施日程を挙げるとこんな感じね。あとで説明する地方公務員の日程が違えば併願できるから色々なところを受けていく人も多いわよ!
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そうなんだ、てっきり1箇所しか受けられないかと思っていたよ。就職試験だから興味のあるところ、就職したいところをたくさん受けていくってこともできるんだね!
最後にそれぞれの職種の簡単な説明をしておくわね。興味が湧いたものがあればより詳しく調べてみましょう。
国家公務員総合職についてさらに詳しくみる★国家総合職(院卒者・大卒程度)
中央省庁(防衛省含む)や各政府機関などで各種の業務に従事する職員の採用試験です。
各府省等の政策の企画立案に携わる係員として事務・技術・研究などの業務に従事します。試験区分には、事務系に「行政」「法務」(院卒者)、「法律」「経済」「政治・国際」「教養」(大卒程度)、技術・研究系に「人間科学」「工学」「数理科学・物理・地球科学」「化学・生物・薬学」「農業科学・水産」「農業農村工学」「森林・自然環境」などがあります。
【国家総合職(院卒者・大卒程度)の最終合格・内定獲得の方法に進む<工事中>】
国家公務員一般職(大卒程度)についてさらに詳しくみる
★国家一般職(大卒程度)
中央省庁(防衛省含む)や各政府機関などで各種の業務に従事する職員の採用試験です。
各府省等の事務処理に携わる係員として事務・技術などの業務に従事します。試験区分には、事務系に「行政」、技術系に「物理」「電気・電子・情報」「機械」「土木」「建築」「化学」「農学」「農業農村工学」「林学」などがあります。
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国家公務員一般職(高卒者)についてさらに詳しくみる
★国家一般職(高卒者)
中央省庁(防衛省含む)や各政府機関などで各種の業務に従事する職員の採用試験です。
各府省等の事務処理に携わる係員として事務・技術などの業務に従事します。試験区分には、事務系に「事務」、技術系に「技術」「農業土木」「林業」などがあります。
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防衛省職員についてさらに詳しくみる
防衛省や自衛隊基地などの各機関で、各種の業務に従事する職員の採用試験です。
平成23年度までは防衛省独自の採用試験(Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種)がありましたが、平成24年以降は事務系、技術系の職員を国家公務員採用試験の合格者から採用することとしています。例外として、「語学(英語・ロシア語・朝鮮語・中国語等)」「国際関係(英語・ロシア語・朝鮮語・中国語等)」については、防衛省専門職員の採用試験で採用されます。
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裁判所事務官についてさらに詳しくみる
各地の裁判所で、裁判事務や事務局の庶務・人事・会計などの業務に従事する職員の採用試験です。総合職の「家庭裁判所調査官補」は、各家庭裁判所において家事審判法で定める家庭に関する事件の審判および調停について必要な調査などを行う職員です。総合職や一般職の「裁判所事務官」は事務官として採用されますが、その後試験を受け、書記官として裁判官とともに裁判の運営を行うことも可能です。
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衆議院事務局職員についてさらに詳しくみる
衆議院の議員活動の補佐や、本会議・委員会等の運営・調査に関する事務、その他一般事務に従事する職員の採用試験です。
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参議院事務局職員についてさらに詳しくみる
参議院の議員活動の補佐や、本会議・委員会等の運営・調査に関する事務、その他一般事務に従事する職員の採用試験です。
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衆・参議院事務局衛視についてさらに詳しくみる
国会議事堂や議員会館などで、議院内部の警察を行い秩序の維持に従事する職員の採用試験です。本会議・委員会等の警備や、議長・副議長・政府要人・議員等の警護、防災消防業務などを行います。
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国税専門官についてさらに詳しくみる
国税局や税務署などで、税に関する調査・徴収・査察の業務を行う職員の採用試験です。採用後は、納税申告に関する指導を行う国税調査官、納税の督促や滞納処分に関する業務を行う国税徴収官、脱税容疑者に対して強制調査などにより刑事告発を行う国税査察官などとして活躍します。
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財務専門官についてさらに詳しくみる
財務省の財務局等において、また金融庁の事務委任を受けて、財政、金融等に関する施策を実施する職員の採用試験です。採用後は、財務局の第一線で、予算執行調査や財政投融資、国有財産の管理、地域金融機関の検査・監督、証券取引等の監視、地域経済の調査、財務省・金融庁の広報などの業務に携わります。
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労働基準監督官についてさらに詳しくみる
厚生労働省または労働局、労働基準監督署で、労働者の労働条件の確保・改善、労働災害の防止、職業性疾病の予防を行う職員の採用試験です。事業所への立ち入り調査などを行い、違反があれば設備の使用停止や刑事訴訟法による処分を実行します。
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法務省専門職員(人間科学)についてさらに詳しくみる
矯正心理専門職、 法務教官及び保護観察官に区分され、少年院・少年鑑別所に収容されている少年や刑事施設に収容されている受刑者や仮釈放・仮退院した人を対象に、主に資質鑑別やカウンセリング、矯正教育、改善指導、保護観察などの職務に従事します。
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刑務官についてさらに詳しくみる
被収容者に対し、日常生活や職業訓練の指導などを行い、刑務所や拘置所、少年院などの保安警備に従事する職員の採用試験です。刑務官A(男子)は男子の被収容者を、刑務官B(女子)は女子の被収容者を対象とします。
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皇宮護衛官についてさらに詳しくみる
警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属し、天皇・皇族の護衛や皇居、御所などの警衛などに従事する職員の採用試験です。
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入国警備官についてさらに詳しくみる
地方入国管理局、入国者収容所管理センターなどで、不法入国者や不法残留者などの違反事件の調査、収容令書または退去強制令書を発布された外国人の摘発・違反調査、収容、護送、送還、入国者収容所入国管理センターにおける被収容者の処遇、施設の警備等の業務に従事する職員の採用試験です。
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海上保安学校学生についてさらに詳しくみる
海難救助、海上犯罪の取り締まり、船舶の運航整備、機関の運転整備、経理・補給・庶務・調理など、海上の保安業務に従事する職員の採用試験です。採用されると、海上保安学校で1~2年の教育を受けた後、海上保安官として任務に就くことになります。
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国家公務員の社会人試験についてさらに詳しくみる
平成23年度までは、中央省庁や各政府機関などで事務処理に携わる係員として事務、技術、公安(皇宮護衛官、入国警備官、刑務官など)等の業務に従事する職員の採用試験として、中途採用者選考(再チャレンジ試験)が実施されていました。平成24年度以降は、採用予定がある場合に、国家公務員の社会人試験が実施されます。
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