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大原さん

公務員には様々な種類があるのよ。公くんは省庁で働いている人とか都道府県庁や市役所で働いてる人っていうイメージをもっていたわね?

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公くん

はい、そのイメージはもっていたよ。どちらも公務員なんだよね?

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大原さん

そうよ、公務員を大きく分けると国家公務員と地方公務員に分かれるの。省庁などに所属するのが国家公務員で、都道府県庁や市役所などに所属するのが地方公務員ね。職種別に見ると事務職や技術職、公共の秩序や安全を守る仕事としては都道府県に所属する警察官や主に市町村に所属する消防官、国防に従事する自衛官と多種多様な種類に分けられるわ。それだけじゃなくて、公立学校の教師や公立病院の医師・看護師も公務員なのよ。

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公くん

んん・・・色々出てきた・・・複雑だなあ。どうやって理解していけばいいのかな。

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大原さん

そうね、まずは国に所属するか、地方に所属するか、とか、どんな職種を目指したいかとかで絞っていけばいいわ。

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公くん

なるほど、じゃあ僕は地元で働きたいから、地方公務員で、特別な資格や免許は持っていないし、学部も技術系じゃないから行政に幅広く携われるイメージの事務系の職種がいいかな!

事務系以外の公務員(技術・資格免許・公安)に興味のある方はこちら

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大原さん

じゃあ、事務系を中心に話を進めていくわね。その前に・・・それぞれの詳しい話は別のところでするとして、公務員の種類についてここまでを整理しておきましょう。


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公くん

へー!今の日本にはこんなにたくさんの公務員の種類があるんだね。それぞれを掘り下げていく前に、国家と地方のおおまかな仕事の違いを知っておきたいな。

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大原さん

そうね、その方が理解も進むわね。国家公務員の事務系にあたる行政職では、全国あるいは国際社会を視野に入れた企画の立案・執行という、国家のプロジェクトに携わることになるの。行政職の仕事は具体的には、統計調査、渉外、政策の立案、法令の整備、予算の編成、国会への対応、許認可手続き、各種委員会・審議会の運営と多岐にわたっていて、事務っていっても業務の中心は必ずしもデスクワークではなく、渉外などの対人業務や調査などの現場業務もかなりの部分を占めているわ。

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公くん

イメージしてたよりも仕事の幅が広いんだね。事務っていうとデスクワークのイメージだけだったけど、色々できる可能性があるんだね。次に、地方公務員はどうなんだろう?

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大原さん

地方公務員の事務職・行政職も、国家公務員と同じで行政面からの企画の立案・執行に携わることになる点は似ているわ。でも、その仕事の範囲が基本的には都道府県や市区町村といった行政区に限定される事が多い点が大きな違いね。

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公くん

国全体を視野に入れた仕事ではなくって、地域に密着しているってことだね。

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大原さん

そうね、ただ、地方公務員もここまで説明したように都道府県の職員と市区町村の職員がいて、都道府県は広域自治体とか広域行政、市区町村を基礎自治体といって、このどちらに就職するかでも仕事の規模が変わってくる点には注意をしておいてね。

dummy
公くん

そっか!東京都だと人口で見てもかなり規模が大きくて、その中に23区とか市町村があるもんね。

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大原さん

だんだんわかってきたじゃない。地方公務員の仕事はかなり広いけど、例を挙げておくと、各種産業(商工業・農水産業)の振興、福祉(生活保護・保育・介護)の充実、文化・スポーツ活動の推進、健康(医療・衛生)の増進、環境(道路・住宅・公園・施設)の整備、教育の充実、防災・防犯対策などがあるわ。そして仕事の多くは、都道府県民や住民といった地域住民の生活に密着した業務となるの。こういった業務にプロジェクトの全体を通じて携わることができるっていうのも地方公務員の仕事の魅力の一つね。じゃあ、ここまでをまとめておきましょう。


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