この記事をシェアする!
 国家公務員総合職、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、裁判所職員一般職(大卒程度)、東京都Ⅰ類B(一般方式)などの試験では1次試験や2次試験の際に専門科目に関する専門記述試験が課されることがあります。専門択一試験と重なるいくつかの科目から選択解答するという方式がほとんどで、必須問題が含まれることもあります。

dummy
公くん

択一の専門科目は憲法、経済学の学習がそろそろ終わりそうだけど、筆記試験(記述)には専門科目からの出題がされるところもあるんだよね?

dummy
大原さん

採用試験の全体の数からすると少ないけれど、一部の採用機関では専門科目の記述試験も実施しているの。しっかりやっておくと、受験できる箇所が増えるわ。

dummy
公くん

具体的には、どんな採用機関が専門記述の試験を実施しているのかな?

dummy
大原さん

国家公務員と地方公務員に分けてまとめておきましょう。


【クリックして画像を拡大】

dummy
公くん

国家公務員だと専門科目の記述試験が実施されることが多くあるんだね。科目や方法等どの採用試験でも一緒なのかな?

dummy
大原さん

出題される専門科目は採用試験によって異なるの。複数の科目の中から選択できる場合もあるわ。ここでは、国家総合職(大卒程度)政治・国際区分、法律区分、経済区分、国税専門官、裁判所職員一般職(裁判所事務官,大卒程度)、東京都Ⅰ類B行政(一般方式)の例を見ていきましょう。

国家総合職(大卒程度)法律区分・経済区分
※他の区分については人事院のHPでご確認下さい。

【クリックして画像を拡大】

国税専門官・裁判所職員一般職(裁判所事務官,大卒程度)、東京都庁Ⅰ類B行政(一般方式)

【クリックして画像を拡大】

dummy
公くん

よーし!択一の知識の定着にも役立ちそうだし、過去問を参考にどんなことを書いていけばよいのか答案構成の練習からはじめてみようっと!

※参考:裁判所一般職(裁判所事務官,大卒程度)の出題例
2017:表現の自由に対する制限(検閲を除く。)の合憲性を判定する基準について論ぜよ。
2016:付随的違憲審査制について論ぜよ。
2015:財産権の保障について論ぜよ。
2014:「国の唯一の立法機関」について論ぜよ。
2013:労働基本権について論ぜよ。
2012:政教分離原則について論ぜよ。
この記事をシェアする!