【公務員の基礎知識７】公務員の種類（３）地方公務員

・行政事務／社会人経験者（事務）
本庁舎や出張所、各出先機関などで、基本計画策定・財務管理・選挙管理・議会運営・予算編成・広報活動・人事・福利厚生・戸籍・住民票・健康保険・年金・地方税賦課徴収・産業振興・福祉事業・保健衛生・環境保全・都市計画・防災対策・学校教育・文化スポーツ振興など、行政運営に関する事務に従事する職員の試験区分です。
・学校事務
小中学校・高校・養護学校で、学校運営を支える事務に従事する職員の試験区分です。
・警察事務
警察本部や各警察署で、警察活動を支える事務に従事する職員の試験区分です。
・消防事務
消防本部や各消防署で、消火・救急活動等を支える事務に従事する職員の試験区分です。

・土木
　道路・河川・橋梁・上下水道などの設計・施工・管理や、市街地開発・土地区画整備事業などの業務に従事する職員の試験区分です。
・建築
　教育・文化・福祉などの公共施設や都市整備に関する企画、建築物の調査・確認・許可などの業務に従事する職員の試験区分です。
・機械
　機械設備の設計・施工・監督・維持管理などの業務に従事する職員の試験区分です。
・電気
　電気設備の設計・施工・監督・維持管理などの業務に従事する職員の試験区分です。
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・福祉
福祉事務所や各種福祉施設で、障害者（児）・高齢者等に対する生活指導・機能回復訓練・作業訓練・カウンセリングなど、福祉職の業務に従事する職員の試験区分です。
・保健師
　保健所や福祉施設で、健康相談・健康診断・健康教育・健康指導などの業務に従事する職員の試験区分です。
・栄養士
　小中学校・養護学校・病院などで、給食等の献立作成・衛生管理・栄養指導などの業務に従事する職員の試験区分です。
・保育士
　保育園などの児童福祉施設で、乳幼児の保育・保護者のいない児童の養護・自閉症児の治療などの業務に従事する職員の試験区分です。
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・警察官
都道府県公安委員会の管理下で、警察業務に従事する職員の試験区分です。一般に警察組織は、総務部門・警務部門・交通部門・警備部門・地域部門・公安部門・刑事部門・生活安全部門・組織犯罪対策部門・警察学校などで構成されています。採用されると、警察学校で教育を受けた後、各地域を所轄する警察署において交番勤務を経験し、その後、本人の希望・適性等により、いずれかの部門に配属され専門的な任務に就くことになります。
①警務部門⇒人事・教育・給与・広報等の事務全般を担当
②交通部門⇒交通整理・交通事故の処理・交通安全教育・交通違反取締り等を担当
③警備部門⇒警衛・要人警護・救助活動等を担当
④地域部門⇒巡回パトロール・地理案内・迷子の保護等を担当
⑤刑事部門⇒殺人・強盗・窃盗・詐欺・横領等の犯罪捜査を担当
⑥生活安全部門⇒少年事件・家出人・風俗営業許認可・覚醒剤取締り等を担当
・消防官
　東京都や市町村などの自治体組織の管理下で、消防業務に従事する職員（消防士・消防吏員）の試験区分です。東京消防庁の組織を例に挙げると、企画調整部・総務部・人事部・警防部・防災部・救急部・予防部・装備部・消防学校・消防技術安全所の他、10の消防方面本部と80の消防署で構成されています。採用されると、消防学校で教育を受けた後は、主に各管轄区域の消防署に配属され、各種消防業務の任務に就くことになります。
①救急隊⇒傷病者への高度な救急処置と迅速な搬送を担当
②ポンプ隊⇒火災現場の最前線で消火活動や救助を担当
③予防業務⇒防火安全対策や火災調査、防火指導などの災害予防を担当
④特別救助隊⇒あらゆる災害現場において高度な救助活動を担当
⑤消防救助機動部隊⇒特殊な専門性が必要となる大規模災害で救助活動を担当
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